下関市の用途地域と商業施設出店余地を考える。
店舗を建設するのに用途地域による制限があります。
これは都市計画法という法律の制限です。
例えばコンビニの平均店舗面積は100~149㎡となっています。
法律上、150㎡を超えると建設できるエリアが制限されるためです。
149㎡までの店舗を建設できる用途地域はかなり広範です。
衣料品のロードスタンディング店舗は1000㎡以上となるため、もっと建設できるエリアは狭まります。
500㎡~1000㎡の店舗を建設できない地域は、
- 第一種低層住宅専用地域
- 第二種低層住宅専用地域
- 第一種中高層住宅専用地域
- 第二種中高層住宅専用地域(2階以下は可能)
となります。
出店できないエリアをばってんしてみました。
出店余地があまりない事が把握できました。
下関に出店をお考えの皆様の参考になると良いな。
ユニクロ長府店の来客状況
スマホで店舗の来客状況がわかる時代なんですね。
スマホからGPS情報を取ってるんだろうけど、僕がどこへ行ったかなんてGoogleはお見通しなんですね。ビバ管理社会。
さてそんなGPS情報からユニクロ長府店来客状況の傾向を調べてみました。
日曜日
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
金土日は10時から開店なんですね。
想像通りの週末集客型店舗です。
日曜日と一番暇そうな火曜日を比較すると3倍以上来客数に開きがあります。
週末のレジ割引やめる方針をだいぶ前に打ち出していたけれど、ウィークディの集客効果はいまだ課題っぽいですね。金曜日はチラシの日だから客数が上がるのはわかるんですけど、水曜日、木曜日はなんでなんだろう?
あと、昼飯時に集客ピークっていうのもなんだか面白いな。
山口県人口と近隣県人口の推移 15年スパン
F60活断層地震と津波の予想 下関版
震度5強の揺れが予想されています。
もう一つ。F60断層地震というのも予想されています。
こちらのF60断層が引き起こす地震も最大震度5強が予想されています。
震源が違うため、津波による被害エリアが南海トラフと異なります。いざ地震が発生したら情報を精査し、適切な対応を取らなくてはなりません。
大きな揺れを感じて南海トラフだと思って行動したら、大変なことになるかもしれません。
主な震源域
震源域は日本海側となり津波が到達するエリア、時間が南海トラフの場合と全く違うんです。
南海トラフが発生した時の津波到達時間が4時間弱かかるのに対し、F60断層地震の場合、最短で35分で津波が到達します。
熊本地震を益城付近で体感した私の感覚では地震発生後1時間なんてあっという間です。
予備知識がなければ多くの人が何もできずに津波に遭遇する事になるでしょう。
津波到達エリア
湯玉付近に1300人程度、小串地区に2000人程度の人口があります。
土砂災害が同時に発生する可能性もあるので、地震が発生した際は孤立し援助が難しい地域と思います。
阿川に約1100人、島戸に約1300人が居住しています。
こちらもライフラインの断絶が心配な地域です。
神田地区は約1200人の人口があります。
小串地区約2000人、豊浦町の吉永に900人住んでいます。
津波被害が及ぶと予想されているエリアはまだまだあります。詳しくは下関のハザードマップをご覧いただけるとよいと思います。
最後に沿岸の人口一覧です。緑の円が大きいほど人口が多くなります。
上記は個人で調べた為、間違いがあるかもしれません。
地震が発生した際は、政府、自治体の信頼できる発表を確認し適切な対応を取っていただきたいと思います。
いつか起こる可能性がある地震しっかり備えましょう。
南海トラフに備えよう。下関版
南海トラフ地震が発生した場合、下関周辺にも津波が到達する可能性があります。
下関周辺で今後起きる可能性のある地震は南海トラフ地震とF60断層地震が予想されています。2つの地震で津波被害が予想されている区域が異なります。これは震源域が異なるからです。
南海トラフ地震では最大震度5弱、F60断層地震では震度5強の地震が予想されています。
津波の到達予想時間も異なり、南海トラフでは地震発生後4時間5分で到達します。
F60断層地震では43分で津波が発生する予想となっています。
津波の高さは南海トラフの場合3.8メートル、F60断層地震の場合が3.2メートルと予想されています。
また、周防灘断層群による地震も今後30年間に発生する可能性もあります。
下関市の津波ハザードマップからの抜粋と各地域の居住人口を照らし合わせてみました。
人口の多さをヒートマップで表しています。濃い青が人口が多い地区です。
清末方面の方、「地震が起きたら線路を越せ」ですね。
海沿いには色が入っていませんが、高台になっているのかなあ。埋め立てっぽいから海抜低そうだけど。。。このエリアは河川付近の土砂災害、地滑りや急傾斜地の崩落への注意が必要です。
ここまでくると津波被害は少なくなるようです。
その代わり、土砂災害、土石流等の被害が想定されています。
以上申し上げましたのは個人的な見解ですので、各個人で情報を収集していずれ訪れる地震に備えましょう。
F60断層地震は被害が及ぶ地域が全く異なります。そちらはまた別に記事にしたいと思います。
GU ゆめシティ下関店
続きまして同モール内3階に出店しているGUの調査です。
売場面積はUNIQLOと同じく多分900㎡くらいです。
こちらもL字型の店舗レイアウトになっています。
多分ご存知だと思いますが、UNIQLO と同じファーストリテイリング社のグループ店舗です。
UNIQLOとの違い
コンセプトでプライスラインが低い事が挙げられます。また、ターゲットエイジも若干若めに設定してあると思います。
UNIQLOが衣料品の機能面、品質面を追求するのに対して、GUはトレンド感を追求するのがストアコンセプトになっています。
UNIQLOに比較して背の高いゴンドラを使用してトップスとボトムスをコーディネート提案しているのがわかるでしょうか?また全身マネキンを多用してトレンド感を打ち出しています。
レジ台数がUNIQLOよりも1台多い5台でした。
年商は7.5億と予想しています。
多くのGUで導入されているセルフレジは未導入でした。
プライス的にはガチの競合ですので今後も継続的な調査をしていきます。
UNIQLO ゆめシティ下関店
ゆめシティ下関店のモールの端、2Fに出店しています。
売場面積900㎡ぐらいだと思います。通路を臨んでL字型の店舗レイアウトになっています。
日曜日の20時くらいに行ってみましたけど、客数は10名程度でした。
レジは4台でした。
予測年商は6億ぐらいですかねー。
在庫が多く、夏物キツキツ状態でした。
UNIQLOは機能性を打ち出した陳列がメインの為、売場作りはアイテム毎の陳列がメインになります。
UTはUTコーナー、ハーフパンツはハーフパンツコーナーという具合です。その為、ファッションにおけるコーディネート提案はあまり感じない売場だと思います。
そのかわり、同単品の色違い、柄違いを一緒に見せて数多く購入してもらう工夫をしています。そうすることによって買い上げ点数を伸ばしているのだと思います。
フリースタンディングの標準的なUNIQLOに比べて、売場が変わった形アンド売場面積が狭い為か棚による畳陳列が多く見受けられました。これを維持していくにはかなりの人件費が必要と思われます。
今後も継続的な調査が必要ですね。